福岡県大川市 松田耳鼻咽喉科医院 【患者さんとともに病気を治療する耳鼻科です】

学校での講演が朝日新聞に掲載されました。(2005年2月3日)

大川市の耳鼻いんこう科医で、同市の中・高校など計6校で学校医を務める松田知愛さんが1日夜、市内の小中学校長と教頭ら約30人を対象に「町医者から見た大川現状と課題」をテーマに講演した。

こどもの大半に鼻アレルギーの疑いがある現状を紹介し、登下校時のマスク着用や授業中に窓を閉めるなどの対策実施を訴えた。

松田さんは3年から学校医で、現在は四つの市立中学と大川樺風、三潴の両高校を担当。今春の検診では中学生の8割、高校生の9割に鼻アレルギーの疑いがあった。
年々増加し、就学前児童が発症するなど低年齢化の傾向もあるという。

鼻アレルギーは、花粉やハウスダストなどの「抗原」を吸入することで起こり、鼻水、鼻づまり、目がかゆくなるなどの症状が出る。
睡眠不足になったり、聴覚や視覚などが低下したりすることもある。

松田さんは「小さい声が聞き分けられなくなったり、(鼻が詰まって)口で呼吸をしたりする子もいる。集中力が落ちて授業にも支障が出ているのではないか」と話す。

治療は抗原を吸入しないことが最も有効で、具体的には、マスクの着用、授業中は窓を閉める、うがいや鼻洗いの徹底、花粉の多い時期は野外での体育は避けることなどを訴えた。

家庭では、バランスの良い食事をとり、こまめな掃除、衣類などを外に干さないことなどを挙げた。

講演を聴いた石橋良知教育長は「保護者を含めた啓発が必要ではないか。出来ることから取り組みたい」と話した。

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