当ホームページは、福岡県大川市にある松田耳鼻咽喉科のサイトです。
「大川なんて遠くて通えない」という方のためにも学びや気付きをご提供できるよう、
普通の医者が話さない健康についての大事な話をブログに書いています。
また、2,3分ほどあれば、松田耳鼻咽喉科の治療方針についてご理解いただけると思いますので、よろしければ下にスクロールしてお読みください。
1960年の開業から看板すら出さなかった耳鼻科医院が、ホームページを作った理由
当院は、父が1960年に耳鼻咽喉科を開業しました。父が1994年に急逝した後、意志を受け継ぎ、息子である私が治療をしております。
『宣伝は一切不要。目の前の患者さんを誠実に診るだけで良い』という父の教えをずっと守り、今日まで電話帳に電話番号を載せる以外、一切、看板や広告は出した事はありません。
しかし、2017年に還暦を迎え、あと何年現役で患者さんと接する事が出来るか解らない事を自覚した今、私には残りの医者人生をかけて、やらなければならないことがはっきりしました。
・子どもたちを取り巻く環境の変化による病気の増加
・抗生剤の乱用による耐性菌の増加
・アレルギー疾患の低年齢化と重症化、等々
年々子どもの病気が治りにくくなっている現状と原因を、「何とか少しでも患者さんや親御さんに理解してもらい、子どもたちの未来の一助となりたい」
という想いで、初めてホームページの制作を決意しました。
医者は病気を治すことができない??
医師の仕事は、患者さんの訴えや症状、身体所見を診て、必要な検査を行い、病気を正確に診断し、将来、患者さんの心と体にツケを残さない薬を選び、処方し、適切な処置を行うことです。
病気そのものを治すのは、患者さん自身が持っている抵抗力(免疫力)であり、薬や私たちの処置は、患者さんの治ろうとする力(免疫力)を後押しすることしかできません。
医師である私の仕事は、愛嬌を振りまいたり、必要のない薬の求めに応じたり、必要な検査を省いたり、安易な選択をして患者さんに好かれる事ではありません。
特殊な病気を除き、一般的な病気には必ず原因があります。その病気の原因と病状を患者さんにも十分理解してもらい今後、同じ病気を繰り返さないための注意と生活改善指導を行うと共に、患者さん自身が、医師の指導に基づき、積極的に御自身の生活習慣の改善を行う事により、はじめて病気は治るものと信じています。
結果、病気を繰り返す事が無くなり、患者さんとの信頼が生まれるものだと考えております。
つまり、病気の治療は医師と患者さんの共同作業であり、私たち医師はその知識と経験と良心を持って病気の改善のお手伝をするに過ぎない事を医師になって30数有余年の月日がたった今、痛感しています。
残された医師人生をかけ患者さんと自分自身に誓います。
松田耳鼻咽喉科の6つの誓い
①医師の信念と良心に基づき、患者さんにとって最良の治療を行います。
②目の前の患者さんが、自分の子どもや妻や親であったらどうするかという視線で治療を選択します。
③時間はかかるかもしれませんが、患者さんの体に優しい必要最低限の薬を選択します。
④たとえ嫌われたとしても、患者さんに無益で必要のない薬は処方しません。
⑤必要であれば、患者さんにとって耳の痛い話もします。
⑥「わからない事やできない事」はいくつになっても素直にその旨を患者さんに伝え、治療できる医師を紹介します。